当記事では自宅で簡単にできる手鍋焙煎の手順についてご紹介します。
自宅に限らずアウトドアなどでも焙煎を楽しめますので、コーヒー好きにはおすすめです。
- 手鍋焙煎で準備する物を知りたい方
- 手鍋焙煎の手順を知りたい方
手鍋焙煎で準備する物一覧
準備する物は以下になります。
- 生豆
- 手鍋
- ガスコンロ or カセットコンロ
- タイマー ※スマホでもOK
- ザル
- うちわ ※ドライヤーもOK(ドライヤーの方が早く冷ませる)
- 軍手
手順の流れ
全体の流れは以下になります。
※時間はおおよその目安です。
- 生豆の下準備(ハンドソーティング)
- 手鍋に豆を入れる
- 中火で水平に振る(焙煎スタート!)
- チャフがとび始める
- 1ハゼスタート
- 1ハゼ終了
- 2ハゼスタート
- 2ハゼ終了
- ザルにあげ冷ます
生豆の下準備(ハンドソーティング)
購入した生豆に混在している欠点豆を取り除くハンドソーティングを行います。
ハンドピックを行うことで、コーヒー豆本来の風味をたのしむことができます。
ハンドソーティングについては別記事で説明してます。
手鍋に生豆を入れる
100~150g程度の生豆を手鍋に入れます。
豆の量が多すぎると、均一に焙煎できずに煎りムラが出てしまいますので注意してください。
中火で水平に振る(焙煎開始!)
火力を中火に固定し、鍋を水平に振って、豆をひっくり返しながら煎ります。
火元からは10cm程度離します。
炭火の場合は、火力によって調整してください。
火元から離し過ぎると全然焙煎が進みませんので、色々試してみてください。
チャフがとび始める
4〜5分程度煎ると、チャフ(豆の薄皮)がとび始めます。
香りも立ち始めます。
1ハゼスタート
10分程度で、パチパチと音が出て、1ハゼが2分程度続きます。
香ばしい香りが立ち込め、色もコーヒー豆らしい茶色になってきます。
浅煎り に仕上げるならここで火を止めて 9.ザルにあげ冷ます へ
” ハゼ ”
・豆が加熱をされると、化学変化によりふくらんだ豆が音を立ててはじけることを言います。
・ハゼは焙煎中に2回起こります。
1ハゼ終了
バチバチという音がしなくなったら、1ハゼが終了です。
中煎り に仕上げるならここで火を止めて 9.ザルにあげ冷ます へ
2ハゼスタート
1ハゼ終了後、まもなくすると2ハゼが開始します。
1ハゼと音が違い、ピチピチという音がします。
中深煎り に仕上げるならここで火を止めて 9.ザルにあげ冷ます へ
2ハゼ終了
2ハゼが終わったら火を止めて冷ましましょう。
ここで止めると 深煎り に仕上がる
ザルにあげ冷ます
豆をざるに広げ、「うちわ」または「ドライヤー(の冷風)」で2分程度冷やします。
焙煎後は2~3日がおすすめ!
焙煎した豆は2~3日程度がおすすめです。
焙煎直後の豆は、二酸化炭素などを含んだガスが多量に放出されているため、
ガスが邪魔してコーヒー粉とお湯が均一に触れ合わずに抽出してしまい、本来の味を楽しむことができません。
実際に焙煎直後の豆を飲んだことがありますが、味がぼやけたような感じでした。
ただ、焙煎直後から飲み始めて、風味の違いを楽しむのもありです!!
手鍋焙煎を始めよう!!
手鍋焙煎は、私たち素人でも簡単にできます。
はじめは戸惑うこともあると思いますが、数回やればなんとなくコツがつかめてきます。
初期投資も安いですし、よりコーヒーを楽しめますよ!
コメント