こんにちは、なまおです。
自宅キッチンで手鍋焙煎を楽しみながら、のんびりコーヒーと向き合う日々を過ごしています。
今日は、そんな焙煎豆の個性をじっくり味わえる抽出方法「フレンチプレス」についてご紹介します。
私が焙煎を始めたのは、豆の香りや味の変化をもっと深く知りたかったから。
火加減やタイミングで、同じ豆でもまるで違う表情を見せてくれるのが面白くて、
今では手鍋で焙煎するのが日課になっています。
そんな豆の“素顔”をそのままカップに届けてくれるのが、フレンチプレスなんです。
フレンチプレスってどんな器具?
フレンチプレスは、金属フィルター付きのガラス容器にお湯とコーヒー粉を入れ、
数分間抽出した後、プランジャーを押し下げて粉を分離する器具です。
ペーパーフィルターを使わないので、豆の油分や香りがしっかり抽出されます。
特に浅煎り〜中煎りの豆では、果実感や酸味が際立ちます。
用意するもの
- フレンチプレス
- コーヒー豆(中挽き)
- お湯(92〜96℃)
- タイマー
- スケール(あれば便利)
基本のレシピ(1杯分)・なまおの場合
- コーヒー豆:9g
- お湯:150ml
人の好みでこの比率は違うと思いますが、
私は、コーヒー豆とお湯の比率は「1:16」程度を目安にしてます。
ネット界隈を調べてみると「1:13」~「1:16」で淹れてるようです。
粉の細かさによってこの比率は、かなり好みが分かれると思います。
私は、マンデリンのようにコクのある豆では少し濃いめに、エチオピアのような華やかな豆では軽めに淹れることが多いです。
濃すぎるときは、お湯を少しずつ入れて濃度を微調整してます。
淹れ方の手順・なまおの場合
① 豆を挽く
中挽き(グラニュー糖くらいの粒度)に。
細かすぎるとフィルターを通り抜けてしまうので注意。
焙煎したての豆を使うと、香りがよく立ちます。
② 器具を温める ※面倒だったらやらなくてOK!
フレンチプレスにお湯を入れて、器具全体を温めておきます。
これだけで抽出温度が安定して、味がまろやかになります。
③ 粉を入れる
温めた器具に挽いた豆を入れます。
豆の香りがふわっと立ち上がる瞬間が好きです。
④ お湯を注ぐ(蒸らし) ※面倒だったら④は飛ばして一気に⑤でもOK!
まず少量(30〜50ml)のお湯を注ぎ、30秒ほど蒸らします。
豆がふくらみ、香りが広がる時間。
私はこの瞬間を「豆の目覚め」と呼んでいます(笑)
⑤ 残りのお湯を注ぎ、抽出
残りのお湯を注いだら、軽くかき混ぜてフタをします。
タイマーで4分をセット。
この間に、豆の個性がじっくりと抽出されていきます。
⑥ プランジャーをゆっくり押す
4分経ったら、プランジャーをゆっくり押し下げます。
急ぐと粉が微粉が舞ってしまうので、静かに、丁寧に。
⑦ すぐにカップへ注ぐ
抽出後はすぐにカップへ。
放置すると過抽出になり、雑味が出てしまいます。
フレンチプレスのちょっとした注意点
フレンチプレスは魅力的な抽出方法ですが、いくつか気をつけたいポイントもあります。
- 微粉が残りやすい
金属フィルターでは微粉が通りやすく、ざらついた口当たりになることも。中挽き以上がおすすめです。 - 抽出時間の管理が必要
放置するとすぐに過抽出になり、雑味が出ます。抽出が終わったら、すぐにカップに注ぎましょう。 - オイル分が多く、好みが分かれる
豆の油分がしっかり抽出されるので、コクが強く感じられる一方で、すっきりした味わいが好きな方には重たく感じることも。 - 洗うのがちょっと面倒
プランジャーの構造が少し複雑なので、粉が残りやすいです。
まとめ
フレンチプレスは、豆の個性をそのまま味わえる抽出方法。
自宅で焙煎した豆を、できるだけシンプルに、丁寧に味わいたい方にはぴったりです。
ぜひ、あなたの焙煎豆でも試してみてください。きっと、新しい発見がありますよ!
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